YAWARA!①

『YAWARA!』の冒頭では、猪熊柔(いのくまやわら)が柔道の才能を持ちながらも、その能力を活かすことに消極的であるところから始まります。彼女は、小さい頃から柔道を習わされており、家族や周囲からの期待に応えようとするものの、柔道に対する情熱は薄く、むしろそのプレッシャーに悩んでいます。しかし、祖父の猪熊滋悟郎は、かつての名柔道家であり、柔道界における権威です。そのため、柔は祖父の期待に応えるべく柔道を続けていますが、心の中ではやりたくないと感じているのです。

柔は柔道を嫌っていて、そのプレッシャーから解放されたいという思いがあります。しかし、柔道の試合での活躍や、周囲の期待に応えるうちに、次第に柔は自分の中に隠れていた「強くなりたい」「勝ちたい」という気持ちに気づきます。これは彼女の自己成長の始まりであり、柔道を通じて自分を見つける過程が描かれます。

『YAWARA!』では猪熊柔が柔道に対して真剣に向き合い、自己成長を果たしていく姿が描かれます。特に本阿弥さやかとの出会いが、彼女の成長を加速させます。本阿弥は柔にとっては初めて心から勝ちたいと思える相手となっていきます。これにより、柔は柔道に対して新たな意欲を持ち始め、競技者として少しづつ成長しようとする決意を固めていきます。

また、柔の「強くなりたい」という思いが、単に柔道の技術を向上させることにとどまらず、精神的な成長を促す重要な要素となります。本阿弥との対戦や、周囲との関わりを通じて、柔は単に勝つことだけでなく、試合の中で自分をどのように表現するか、そしてどうやって自分を乗り越えていくのかを学びます。この時期、柔は柔道だけでなく、人としても大きく成長していきます。

その後は、柔が自分自身の成長を自覚し、さらに次のステップに進もうとする決意を新たにする場面が描かれていきます。柔道の試合での結果がどうであれ、重要なのは「自分をどう成長させるか」「どんな人間になりたいか」という点に焦点が当てられています。特に、柔が試合を通じて得た学びや、その後の成長の過程が、物語の中心テーマとなります。

柔は試合での勝敗を超えて、自分にとって本当に大切なこと、そして自分をどう成長させていくかということに強く意識を向けるようになります。この時点で彼女は、ただ勝つためだけに戦うのではなく、自分がどのような人間でありたいのか、そして柔道をどうしていきたいのかを考えながら成長していくのです。

また、柔道を通じて学ぶのは技術だけでなく、「自分の限界に挑戦すること」「挫折から立ち直る力」「自己を信じる力」など、人生において非常に重要な要素が含まれています。特に柔道を通して、柔は「努力の積み重ね」と「精神的な強さ」の大切さを実感し、ただの競技者ではなく、一人の人間として成長していく姿が描かれます。

柔は柔道を通じて技術的に成長するだけでなく、人間関係や恋愛を通じて内面的にも成熟していきます。松田との関係は、柔が自分自身を再発見するきっかけとなり、彼女の「本当の気持ち」を引き出します。

松田と柔の恋愛事情も『YAWARA!』での見どころの1つになっています。柔の心のもやもやや揺れ動く気持など、読んでいてやきもきするところもとても楽しめる内容になっております。

この物語からも学べることは多岐に渡りありますが、自分の中でこれだ!と思えることを探して読んで見て下さい。

この漫画を通して、あなたの自己成長へと少しでも役立てて頂ければ幸いです。

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